ゆとり日記     

              1992年生まれの日常

地元のぬくもりは炬燵みたい。

自己紹介に書いてあるように地元が大好き。金沢文庫が大好き。愛すべきユニーがアピタに変わって、あの謎の太った三日月のようなマークがなくなった時にアピタなんか絶対使わねえ。って誓ったくらい金沢文庫を愛してる。

 

生まれは山口県なんだけど、親の転勤で神奈川に引っ越してきて、わたくし金沢文庫に上陸。初めて文庫に来たときはまるでトトロに出てくるメイになった気分で家の周りを探検してた。なんだかんだで探検してる時、姉もテンションあがってた。あいつはさつきだな、いやカンタかも。山口にいた時に急な坂なんて見たことなかったから家の近くの心臓破りの坂を発見した時の興奮は今でも忘れない。姉がその坂の前で「この坂は今日はやめおくぞ、、、」って真剣な顔で言ってたのも忘れない。後日自転車で勝負を挑んで案の定心臓破られたのも忘れない。

 

大学生になって、またもや親の転勤で横浜に引っ越して金沢文庫愛はより一層深まった。金沢文庫自体も大好きだけど、金沢文庫での地元の人間関係も大好き。小学校中学校高校の同級生は何も考えずにぼけーっとしているだけで楽しい。一緒にお酒を飲むと思い出話に花が咲くし、思い出話に花が咲かなくてもまた別のどこかがお花畑になるし、一緒にいて飽きることはない。10年間以上の年月をかけて構築された地元ノリで向こう50年間は笑っていける自信がある。

 

金沢文庫の居酒屋でいつものメンバーで飲んでいるときに、中学生の頃の同級生にばったり出くわして久々の再開みたいなのも最高。たまたま部活の先輩に遭遇して奢ってもらったりして、年の差を見せつけられたりするのも最高。その逆も然り。いつもの居酒屋の店員さんとも仲良くなって毎回絡むのとかも超楽しい。もしかしたら一方的に思っているだけの可能性大だけど、それでも楽しい。

 

そんな地元のぬくもりはまるで炬燵です。大学入学しても、まわりのキャピキャピ感について行けなくて図書館でじーっとしてた。入学式当日、みんな初めて顔を合わせるはずなのになんかグループが既に形成されていて、「むむむ?」って思ったのもいい思い出。大人数でグループを作って大きな態度を取っている人たちを見て、「なんだかなー」って思ったのもいい思い出。大学のコミュニティーに入ろうとしなかったのは金沢文庫に帰れば炬燵コミュニティーでぬくぬくできるから。良くも悪くも炬燵コミュニティー。

 

地元っていうのはほんと良いものだと思う。人間やっぱり心が休まるコミュニティーがないと生活していくのは本当につらいはず。田舎から上京してきた学生が都会で一人暮らしをするのはそういう意味でとてもハードなはず。なれない人ごみにストレスを感じて、そこまで仲良くない友達と波長を合わせて大学で過ごし、家に帰っても誰もいない。槙原敬之の曲が大ヒットする理由がわかる。そうゆう人のためにも地元の炬燵コミュニティーは守っていかなきゃいけないと思う。

 

地元金沢文庫をよくするために働くっていう選択肢もある。大学のゼミで学んだことと接点があるし、UCSDで学ばせてもらったことも生かせそう。でも現実なかなか難し問題も多々ある。そうゆうのは今は考えない。どーせなるようになるし。なんて事を考えているうちに残りの留学生活はあと1ヶ月半。長かったような短かったような。残りの時間も有意義に過ごしたい。

 

おしまい。